【環境理解】BIGMAGICりゅうじさん 独断と偏見のスタンTier表を発表‼

2月28日20:00 BIGMAGICさんのYouTubeチャンネル『BIG MAGIC LIVE/MTG』にて『りゅうじ』さんがプロツアー霊気走破後の環境デッキについて紹介・解説をした動画を公開されましたので、動画の紹介と要約などまとめていきます。

本編動画:【MTG】プロツアー『霊気走破』後のスタンダード最強デッキランキング!全18デッキのTier表を完全紹介

この動画は、『りゅうじ』さんの独断と偏見で作られたTire表ですが、動画を全て視聴したうえですごくわかりやすく納得できる内容となっていました。


↓デッキリストは公式サイトより引用:https://mtg-jp.com/coverage/ptdft25/decklist/0038484/

Cランク

【ディミーアミッドレンジ】
プロツアー霊気走破では1名が7ー3 しているもののその他プレイヤーは大きく負け越していて前環境から変化が少なく、派生デッキ(エスパーピクシー・ディミーアエンチャント)に不利なのでこのまま使うのは厳しそう。ただ、今週のスタンダードチャレンジで優勝しちゃう力もあり不思議なデッキ。

Bランク

【ゴルガリミッドレンジ】
『霊気走破』では『境界ランド』は加わったもののあまり恩恵受けなかったアーキタイプ。動きがもっさりしていて、TOPメタの『ドメインオーバーロード』に弱い弱点がありこの位置。

【青白眼魔】
使用者数に対しての勝率は悪くないが、墓地対策が致命的になるのが気になるポイント。後に出てくる『ジェスカイ眼魔』に比べるとデッキパワーに差があるのでBランク。

【ボロス招集】
デッキを2色に抑えたタイプで、『霊気走破』から得たのが『協会ランド』がメインかつ、環境に多い全体除去を受けたあとのリカバリーが厳しいのが現状。

【ディミーアエンチャント】
エスパーピクシーの派生型。2色に抑えマナベースは安定するものの強いエンチャント(幽霊による庇護 など)が多い環境でサイドボードで『邪悪を打ち砕く』や『第三の道のロラン』が使用できないことが気になる。

【陰湿な根】
新しいカードも得て、期待していた割にはプロツアーでは使用者も少なく結果は奮わなかった。ポテンシャルはあるので今後に期待したい。

ランクA

【オルゾフピクシー】
使用者1名で8ー2の成績を残した評価がとても難しいデッキ。勝ち筋を『不浄な別室+祭儀室』に絞ってそれを含めたエンチャント・アーティファクトを使いまわす『養育するピクシー』以外はほぼ全部除去カードという大胆な構成。コントロール好きには刺さるデッキなので今後使用者は増えそうな印象。


【セレズニアアグロ】
『収集者の檻』から最短3ターン目に『ミスとムーアの大主』をプレイするギミックを搭載したアグロデッキ。『輝昌の機械巨人』がデッキの大きな強化ポイントで赤系アグロに対してかなり強いものの、『ドメインオーバーロード』に構造的に弱いのがネック。

【力線グルール】
使用者は少ないもののTOP8に残った赤系アグロデッキ。『残響への力線』への依存度が高いデッキだが最速2ターンキルが可能な爆発力は環境でも随一。

【アゾリウスコントロール】
構築ラウンドで9ー1の結果を出した新たなデッキ。使用者全体では37勝19敗という好成績を残しアドバンテージ源として『食糧補充』と単体除去に『全損事故』と『霊気走破』の恩恵を強く受けたデッキ。アグロに対しては大量に積まれた除去。オーバーロードなどの中速以降のデッキには『完成化した精神、ジェイス』でライブラリーアウトで勝てる、完全にメタゲームを読んだデッキで今後のスタンダード環境にも影響を与えそう。

【アゾリウス全知】
今回のプロツアー前に発表された新しいプロチーム『Team Cosmos Heavy Play』が持ち込んだコンボデッキ。プロツアーで使用した7人中5人が2日目に進出しているのでデッキのポテンシャルは感じられ、現在TOPメタの『ドメインオーバーロード』に対抗するデッキの1つとしても期待されているので今後の躍進もありそうなデッキです。

【ジェスカイ招集】
3色となりマナベースに負担はあるものの、ボロスと違い全体除去対策に『交渉団の保護』を採用できる点が非常に大きい。メインはブン回しで、サイド後は致命的なカードだけ弾くというゲームスピードを変えられる点で『ボロス招集』よりも上の理由です。

ランクS

【赤単アグロ】
赤系唯一の単純な単色デッキ。単色にすることで火力を多く採用できることと、『陽背骨のオオヤマネコ』で自分がダメージを受けにくい等のメリットがあります。上位の『ドメインオーバーロード』や『グルール果敢』に対して強く出られるのも特徴で、まっすぐなデッキで使いやすく『りゅうじ』サン的にイチオシデッキ。

【エスパーピクシー】
今回プロツアー『霊気走破』の最大勢力でありながらTOP8に0人という結果だった。先週末時点では全体勝率50%を切っているが『ドメインオーバーロード』と新勢力『ジェスカイ眼魔』『アゾリウス全知』に対して大きく負け越したのが原因です。
プロツアー参加者だけ出場できるプロツアー予選で権利を獲得していたりとデッキの強さ自体は衰えていないので今後はメタゲームに合わせたリストの調整がされそうです。

【ゴルガリ墓地】
こちらも突如現れたデッキでTOP8に1名残っています。高コストのカードを踏み倒し『豆の木をのぼれ』で無限のアドバンテージを得るというコンセプト自体は『ドメインオーバーロード』に近いものはありますが、打点の高いクリーチャーを連打するアグレッシブな構成になっています。
墓地にクリーチャーを落として後続のコストを下げて『ベイルマークの大主』で回収し、それをプレイすることで『豆の木をのぼれ』を誘発させて更なるアドバンテージを得るというデッキ単位でいいデザインをしていると思います。

ランクSS

【ジェスカイ眼魔】
森山ジャパンが持ち込んだチームデッキ。さすがの完成度の高さでTOP8に『原根健太』選手、世界選手権の権利内に『行弘賢』選手を送り込みました。
特徴は墓地依存の低さで『プロフトの映像記憶』+『蒸気核の学者』等、勝ち筋が豊富なのが魅力で4/4飛行警戒などを作り、殴り勝てる構成なのが良い。
同じ『ジェスカイ眼魔』でもヨーロッパチームが持ち込んだリストには『嵐追いの才能』『この街は狭すぎる』を採用してテクニカルなデッキ構成になっていてこれから研究も進むデッキとしてSSとしています。


【グルール果敢】
『霊気走破』の恩恵は無いが現環境最強格。デッキパーツから禁止が出てもおかしくないレベルでずっと強く勝っているデッキ。アグロデッキの練習をするのにも最適なので是非一度は使ってみましょう。

【ドメインオーバーロード】
プロツアー『霊気走破』をミラーマッチの末、優勝した最強デッキ。『豆の木をのぼれ』でドローできる2マナ除去『全損事故』を得て完全体になった。
赤系アグロ以外に不利なデッキが環境にほぼ存在しなかったので間違いなくプロツアー『霊気走破』の最強デッキ。
今後は対抗策として『完成化した精神、ジェイス』などを使用したデッキが増えてくる可能性があるが強さが損なわれないので文句なしのSS。

最終結果

コメント欄の反応

・わかりやすいです


・やっぱり、マーケットはくーやんさん。競技はりゅうじさんの解説がしっくりくる


・今のディミーア結講肉質良くて(巨人)赤系の相性多少改善?したんじゃなかろうか まぁ自分が使ってるわけじゃないのですが赤系使ってて当たると負ける事がある、以前より手強くなったイメージ


・左右差はありますか??



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マジック:ザ・ギャザリング 歴27年の妻子持ちプレイヤー兼コレクター。 初めて組んだデッキは、5色スリヴァー。 【プレイフォーマット】 スタンダード:組んでるだけレベル モダン:2年以上愛好しているデッキ レガシー:1番好きかも 統率者:レベル5~9 までを3デッキ保有

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