
2月12日 日本時間 6:00頃、アメリカのMagic:The Gathering 公式YouTubeチャンネル『WeeklyMTG 291』にて、統率者委員会より約半年の沈黙を破り新たなる『統率者戦ルール』の ”ブラケット” について発表がありましたので、情報をまとめていきます。
前置き
今回ルール制定を行う統率者委員会メンバーとして『超カジュアル勢』から『ガチ勢』を集め昨年末に話し合った事は、
統率者戦のマッチメイキングシステム
統率者メンバーだけでなく、MTG開発メンバーも含め数多くのメンバーと意見の話し合いが行われより良い形ができたとの事。
また、今回の動画内で様々な情報がでますが、
今日は禁止も禁止解除もしません。
しかし、再検討中であり将来的にはあるので後日別の機会とし、今回はブラケットシステムについてお話していきます。
3つのポイント
プレイ内容にかかわる事ではなく、マッチメイキングを支援する方法です。既にご自身のコミュニティ内で決めた事に関与するつもりはありません。知らない人同士が対戦する際の指標にして欲しいです。
1.一般的なルールとして、
大きな会場や、初めて会った人たちが対戦できるように役立つように考えました。ただし、知り合い同士であれば介入するものではありません。
2.より良いゲーム体験
複数名が一緒になって楽しむのが統率者戦です。ただし、誰かがウソのルールシステムデッキを持ち込む事は止められない。他のプレイヤーはゲームを楽しむ事で良いゲーム体験を目指してください。
3.統率者戦のベータ版
今回発表するのは ベータ版 です。皆さんのフィードバックを取り入れて更に改善するという事です。今回の発表前に統率者員会や開発が行ったように皆さんの経験は非常に役立つ意見なので『配信コメント』『MTG公式Discord』『SNS』『Magic con シカゴ』でもフィードバックを心から望んでいます。
このタイミングでの発表は『Magic con シカゴ』を大きなベータテストの場と考え、一部エリアを『ベータテスト専用エリア』を用意するそうです。
そこでは、開発者、統率者委員会が事象を見てフィードバックをする場であり一般の方も自由に参加できるそうです。
ブラケットシステム ベータ版
下画像のように1~5のブラケットがあります。『ブラケット1~3』カジュアルに、『ブラケット4、5』は勝つことに焦点をあてた構築になります。


簡単な説明
1EXHIBIION:最もカジュアルなコマンダーデッキレベル
2CORE:構築済みデッキ(モダホラ・SecretLair は例外)
3UPGRADED:12よりもパワフル。7~8ターン目の一撃コンボは許容範囲。
4OPTIMAIZED:強力な統率者。ルールの範囲で好きに構築しよう。
5CEDH:45の間に壁はある。トーナメントプレイに最適化した構築。
一般的に現在プレイしている方の多くは『2CORE』~『4OPTIMAIZED』になると思われるそうです。
ゲームチェンジャーとは?
ブラケットシステム ベータ版 では40枚のリストであり、これは現時点の物で、皆さんの声を聞いて今後増える可能性は大いにあります。
統率者委員会をはじめ開発者が注目しているカードであり、全て危険視しているわけでもないが将来危険と感じる可能性のあるリストがあり、プレイヤーにも共有することが大事だと考えている。
禁止が出る場合は基本『ゲームチェンジャーリスト』を経由するが、例外もありナドゥのような新しいカードで「太陽に投げ飛ばしたい」ような場合はこうなるかもしれません(笑)
ただ、高いレベルのゲーム体験で発生するので1EXHIBIION~3UPGRADEDの間ではあまり関係のない事かもしれません。
現時点で禁止解除になる可能性があるのは、『合同勝利』かもしれません。
低レベル帯では不快でも、高レベル帯ではさほど問題にならない可能性がある。

ゲームチェンジャーリスト

■白
・ドラニスの判事
・悟りの教示者
・セラの聖域
・息詰まる徴税
・つるむ面倒
■青
・サイクロンの裂け目
・召し上げ
・意志の力
・激情の後見
・リスティックの研究
・タッサの神託者
・最高工匠卿、ウルザ
・神秘の教示者
・核の占い師、ジン=ギタクシアス
■黒
・ボーラスの城塞
・悪魔の教示者
・伝国の玉璽
・敵対工作員
・恐怖の神、ターグリッド
・吸血の教示者
・むかつき
■赤
・ジェスカの意志
・死の国からの脱出
■緑
・適者生存
・飢餓の声、ヴォリンクレックス
・ガイアの揺籃の地
■マルチカラー
・眷者の神童、キナン
・虎の影、百合子
・軍団のまとめ役、ウィノータ
・アウグスティン四世大判事
■無色
・古えの墳墓
・金属モックス
・一つの指輪
・The Tabernacle at Pendrell Vale
・三なる宝球
・厳かなモノリス
・ライオンの瞳のダイアモンド
・モックス・ダイアモンド
・魔力の櫃
・Glacial Chasm
このリストの40枚はベータ版で、完璧ではありません。
最終的に何枚か残る事になるでしょう。
今後も様々な所で、議論されることで精度を高める事につながり皆さんの意見をお待ちしています。
また、公式記事では、『なぜこれがゲームチェンジャーリストに入ったのか?』などのFAQを載せているので、気になった方はご覧ください。
公式英語記事:https://magic.wizards.com/en/news/announcements/introducing-commander-brackets-beta
チューター系でも3枚のカードが特筆してあげられていますが、この3枚はいずれも最高クラスのチューターであり、ゲームを円滑に進められる点からです。
ブラケットシステムを考慮した構築
黒だから、悪魔の教示者
青だから、リスティックの研究
のように『〇色だから〇〇を入れる』のような考えが改まる。
自分のデッキリストを見て、『リスティックの研究』1枚抜く事で、
4(OPTIMAIZED)から3(UPGRADED)にすることができる事や、自分が試してみたいカードを入れる選択支が生まれると思うそうです。
4月にはブラケットシステムの最終的な展開が行われ、
その時点では『禁止』は行わず、『禁止解除』を行いゲームチェンジャーリストに反映できるようにするそうです。
動画コメントの反応
※翻訳&一部要約しています。
- これはまだベータ版です。完璧ではありません。しかし、それは正しい方向への良いスタートだ。
- デッキにゲームチェンジャーが 1 枚ある場合は、さらに 2 枚入れるのが義務です。
>これはバグというよりむしろ機能であると主張する人もいるでしょう。持っている場合は、それを削除してデッキをよりしっかりと 2 ブラケットに向けることも、さらに追加してデッキを 3 に向けることもできます。 - これがいかに直感的でよく考えられているかに本当に感銘を受けました。ギャビンとチームは素晴らしい仕事をしました。私は主にハイパワーで、カジュアルなデッキをいくつかプレイしていますが、このリストは私にとって完全に理にかなっています。
- 輪作を即時のスピードの教師として呼び出すことができるでしょうか?それは実際には、エルフボール(揺りかご)や死者の野原コンボのような幅広いデッキのコンボピースとして使用されるだけです。 私は偉大なヘンジを愛していますが、ゲームチェンジャーリストに安全に加えられると思います
- Precon からの次のステップアップには 2 カードコンボ勝利が含まれないようにしてください。たとえ試合が遅くなっても。それは多くの人にとって大きな一歩です。ブラケットがもう 1 つだけでしょうか?現在の 2 と 3 の間くらいです。それは素晴らしいと思います。コンボ、または少なくとも 2 枚のカードのコンボでプレイすることを好まない人もいます。ゲームのどの時点でも「もう勝った」と感じている人
- 私のスリヴァーエルドラジデッキは 1 すらありません。これは素晴らしいニュースです。
- CEDHは6番目のブラケットで、残りを5つのブラケットに分割できるような気がします
- Rhystic StudyとSmothering Titheがリストに入っているのに、Esper Sentinelが入っていないのは奇妙です…
- 針に糸を通すのは大変なことですが、それができる人がいるとしたら、それはギャビン・バーヘイです。
- 明確な期待値を設定することがブラケット システムのポイントです。あなたが透明性があり、まったく知らない人たちとより良い統率者戦をプレイしたいのであれば、これは IMO を採用するのが簡単なはずです。
- ああ、助かった!ブラケット 1 または 2 のデッキと二度と対戦しないとしても、それは早すぎます。私は、ブラケット 1 がゲームをプレイする唯一の「正しい」方法であると主張する変なプレイヤーにはもううんざりしています。別のテーブルに座ってください。あなたのBSを見る時間がない

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